*価格はすべて税込みです
ハイ、ここで問題です。
「ランチョンのオリジナルメニューは?」
これをすぐに4品答えられる方はかなりのランチョン通です。
でも、テーブルのメニューをご覧になれば、その正体が明らかになってしまいますね(笑)
では2問目です。「オリジナルメニューの人気ランキングは?」
それは……ビーフパイ!
おそらくテレビや雑誌などで頻繁にご紹介いただいているからでしょう。塩タン、キャベツ重ね焼き、ランチョン風ポテト料理は順不同。どれもホッとする、やさしい味わい。オードブルにぴったりです。
1,600円
作家で英文学者の吉田健一は食通、酒飲み、そして偏屈でも知られる人物。かつて昭和40年代、当時、神田駿河台にあった中央大学で教鞭を取っていた吉田は講義の合間や終了後、たびたびランチョンを訪れていた。
編集者との打ち合わせや原稿の受け渡しに利用していたそうだ。
ビーフシチューを好んだ吉田だが、「会話に夢中になると、ナイフとフォークで食べるのが面倒だ。話しながらでも、手づかみで食べらないものか」と、先代マスター(故・鈴木一郎さん)に相談し、それに応えて誕生したのが「ビーフパイ」だったのだ。
これに合わせるのは……吉田に倣うと「ウイスキーリプトン」である。これは熱々の紅茶にたっぷりのウイスキーを注いだもの。今も昔もメニューにはない“吉田健一特性酒”である。でも、現マスター、四代目の鈴木寛さん曰く、「ご要望があれば今でもお出しします」とのこと。
文豪気分を味わう一品だけに真似する人々多数。もちろん、看板メニューとしてもつとに知られるだけに売り切れ必至。あれば試しておきたいメニューなのだ。
文=ひさだひさ
イギリス・ケンブリッジ大学中退後、文筆家に。昭和50年(1975)に「ランチョン」が火事になった際も、最後までひとり悠然とビールを飲んでいたという逸話あり。宰相・吉田茂の長男でもある。
「洋食」とは、江戸時代末期に入ってきた西洋料理を日本人の味覚に合うようアレンジされたもの。明治以降、多くの料理人がまだない食材や調味料を工夫し、時を経て仕上がった……先人たちの叡智がつまったお料理のジャンルだと、ランチョンは考えています。 往時は“ハイカラ”な味として、現在は“懐かしく、心温まる”味として。昔ながらの味を今に受け継ぎ、けれども新しい試みにもチャレンジ。そんな日常に深く溶け込んでいる「洋食」の魅力、ランチョンで存分にご堪能ください。
*価格はすべて税込みです。
- オムライス
- 1,100円
- オムレツ
- 現在休止中
- 自慢メンチカツ
- 1,200円
- ポークソテー
- 1,800円
- エビフライ(特大天然海老)
- 3,600円
- ビーフシチュー
- 2,300円
洋食屋にとって欠かせない料理のひとつが卵料理です。近頃はオムライスをご注文なさるお客さまが多くいらっしゃいますが、当店ではオムレツも自慢のひとつ。外側はシワひとつなくスーッとなめらか。でもひとたびスプーンを入れると……とろ〜り溶け出すのです。決して玉子焼きになってはいけません。あくまでも外はふんわり、中はとろ〜り。これが代々ランチョンに受け継がれてきたオムレツなのです。
そのままでも濃厚な味わいですが、そこにコクがあってまろやかなベシャメルソースを合わせます。ソースには小エビを添え、プリッとした食感が小気味よいアクセントに。付け合わせはマカロニサラダにトマト、そして生野菜。ほどよい酸味の自家製ドレッシングをかければ、極上のひと皿が完成します。
1本 500円
*価格はすべて税込みです。
- 生野菜スティック
- 800円
- 豆チリソース煮込み
- 1,000円
- 自家製ロースハム
- 1,200円
- ポテト&チョリソー
- 1,000円
- エスカルゴ
- 1,400円
- スモークサーモン
- 1,200円
ランチョンのお食事メニューは「ボリュームたっぷり!」「ガッツリ満足!」というお声をたくさんいただきます。
ですが、「ビール1杯ひっかけて、ちょこっとだけつまみたい!」というご要望でも大丈夫。“サッと立ち寄り、サッと立って次のお店へ”……と、そんなハシゴ酒派の方にはこんなメニューはいかがでしょうか?
もちろん、おひとりのお客さまも大歓迎。一部のお料理にはハーフサイズもご用意しました。老舗の味をお気楽に。
*価格はすべて税込みです。
*価格はすべて税込みです。